TOP 子育てWiki 妊娠・出産 母乳 授乳トラブルの原因と対処法

 授乳トラブルの原因と対処法

母乳育児を行うママがよく経験する乳頭トラブル。我が子との大切なコミュニケーションともなる授乳ですが、この乳頭トラブルが起こることによって授乳がストレスになってしまうことも少なくありません。

代表的な乳頭トラブルである裂傷、白斑、水泡の原因と対処法についてまとめてみました。

乳頭亀裂

原因

抱っこのポジションや飲ませ方、また授乳後のおっぱいから赤ちゃんを離すやり方が間違っていることが起因していることが多いです。

対処法

■基本の上手な吸わせ方

 ポイントは、あかちゃんの口が大きく開いた時に乳輪全体をを含ませるように吸わせることです。なかなか口を大きく開いてくれないときは、あかちゃんの顔の向きが缶ジュースを飲む時の角度になるように頭を支えましょう。あかちゃんの口角と耳を結ぶ線上にまっすぐ乳首が入るように乳房を支えるのもポイントです。

■抱っこのポジション

 乳頭に傷ができて授乳時に痛みが生じるときは、授乳ポジションを工夫しましょう。フットボール抱きや横抱きなど、様々な方向から吸ってもらい、痛みを回避できるポジションを探しましょう。痛みを回避できないときは搾乳して哺乳瓶であげるなどして授乳を休むことも大切です。乳頭保護器を使用するのもありですが場合によっては症状を悪化させることがあるのでお近くの助産師さんに相談しましょう。

■おっぱいから赤ちゃんを離す方法

 あかちゃんの吸う力は意外に強く、はずし方を誤るとすぐに乳頭に傷ができてしまいます。おっぱいからあかちゃんを外すときは、あかちゃんの歯茎の間に指をいれて口の動きを制してから外すようにしましょう。

■乳頭裂傷の手当て

 傷が痛むときはあかちゃんが舐めても大丈夫な薬を塗布しましょう。授乳後にピュアレーンやランシノーといった羊のオイルを塗布します。傷が深い場合は、薬を塗った上から小さく切ったラップをかぶせて浸透を高めましょう。ピュアレーンやランシノーはあかちゃんが口に含んでも問題はありませんが、病院で処方された軟膏を塗布する場合は、授乳前に洗浄綿で拭き取るようにしましょう。

白斑

原因

白斑とは、乳頭の先に白いにきびのようなもの(乳栓)ができ、おっぱいが詰まったり、炎症を起こしたりするものです。脂っこい食事や、添い乳、つぶし飲み、ストレスなどが起因するようです。

対処法

脂っこい食事を避けて白斑の予防に努めることが大切ですが、できてしまった白斑は以下のような手当をしましょう。

  • ①乳頭のオイル(スクワランなどの良質なオイル)湿布
  • ②湯船に浸かって乳頭マッサージ
  • ③おっぱいがつまらないハーブティーを飲用する
  • ④吸わせる角度を変えて詰まらないように心がける
  • ⑤添い乳は禁止
  • ⑥それでも治らない時は助産師さんに母乳マッサージや搾乳をしてもらう。

水泡

原因

長時間同じポジションでおっぱいに吸い付かせたり、吸いつき方が浅い場合に起こりやすいです。

対処法

乳頭裂傷と同じケアの仕方が基本ですが、一番注意したいことは、水泡が破れて細菌が繁殖し、細菌性の乳腺炎になることです。できるだけ、お風呂やシャワーで清潔にし、パットやブラジャーも適宜交換して清潔を保つようにしましょう。また、紫雲膏がよく効くようです。あまりに痛む場合ははやめに受診するようにしましょう。

参考

乳首が痛い!授乳時の乳頭トラブル・原因と対策 AllAbout 暮らし

母乳育児(授乳の手順・授乳のポイント) 岡山中央病院 産婦人科

乳頭頂に水泡ができて痛い!最強母乳外来・フェニックス

2016/09/15 更新

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