陣痛の兆候

出産予定日が近づくと、いつ陣痛が来るかと緊張してしまいますね。特に初めて出産する妊婦さんは、陣痛がちゃんとわかるか不安に思う人も多いようです。ここでは陣痛が起こる前に見られる兆候について説明します。落ち着いて出産の日を迎えられるよう、知識を持って心の準備をしておきましょう。

前駆陣痛がある

前駆陣痛とは本陣痛の予行練習のようなもので、子宮が収縮することで生理痛のような腹痛が起こります。本陣痛の子宮収縮が規則的なのに対し、前駆陣痛の場合は不規則なのが特徴です。前駆陣痛から出産までの期間は個人差があり、長い人で一ヶ月程度かかることもあります。前駆陣痛自体がない人もいます。

お腹が張る

出産の日が近づくと子宮の収縮が頻繁になるため、前駆陣痛に伴ってお腹の張りが出ることも多くあります。強い張りを感じたら無理せず横になって休みましょう。

お腹が下がる

臨月になると赤ちゃんは次第に下へと降りてきて子宮が下がり、最終的には赤ちゃんの頭は骨盤に収まるようになります。それまで乳房のすぐ下まであったお腹の膨らみが下がってきたら、出産は近いと考えていいでしょう。子宮に圧迫されていた胃が解放されて食欲が出る妊婦さんもいます。

胎動が減る

赤ちゃんが下に降りてきて頭が骨盤の中にすっぽりとはまると、もうそれまでのように動き回ることができなくなるため胎動が少なくなります。ただし、完全になくなるわけではないので、胎動が全く感じられず異常を感じたらすぐに産婦人科を受診しましょう。

おしるし

出産前に見られる出血のことです。子宮の収縮や胎動により赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れることで起こります。出血の量や色は様々で、おりものに薄く色がつく程度のものから生理のような出血まで人それぞれです。おしるしがあってからすぐ陣痛がくる人も多いですが、一週間以上かかる人もいます。

破水

通常は陣痛が進み子宮口が全開してから起こるものですが、前期破水といって陣痛より前に起こる場合があります。前期破水してしまったら、卵膜の破れた箇所から細菌が侵入し感染症を起こす危険性があるので、陣痛の有無にかかわらずすぐに産婦人科に受診しましょう。

羊水が少しずつ漏れ出てくるようなタイプの破水の場合、尿漏れと勘違いしてしまうことがあります。このような場合は、アンモニア臭がするかどうか、自分の力で止められるかどうかで判断します。破水はアンモニア臭がせず、自力で止めることができません。

頻尿になる

子宮の位置が下がることで膀胱が圧迫され、尿意を感じやすくなります。トイレに行ったのにおしっこが出ない、出したのにすっきりせず残尿感があるなどの症状が出ることがあります。

下痢や便秘になる

子宮の位置が下がることで腸が圧迫され便秘になることがあります。また、出産前にホルモンバランスが大きく変化する影響で下痢をすることもあります。便秘と下痢、どちらも出産が近づいたことの目安になります。

腰痛がある

赤ちゃんの頭が骨盤の中に入る頃になると、骨盤が圧迫されて周囲の筋肉に負担がかかり、腰痛を感じることがあります。それまでずっと腰痛はなかったという人も、臨月頃になって痛みを感じるならば出産が近づいている証拠かもしれません。

足の付け根が痛む

出産が近くなると分娩を助けるため恥骨の結合部が開いてきます。このため足の付け根に痛みを感じることがあります。

参考

陣痛の始まり。時間帯や間隔は?下痢、便秘、腰痛、張りも前兆? こそだてハック

2016/06/10 更新

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