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執筆者: 一般ユーザー さん
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 妊娠初期の葉酸摂取

妊娠初期には葉酸を摂取した方が良いと言われていますがどのような効果があるのでしょうか。

妊娠初期の葉酸摂取の重要性

葉酸は、妊娠初期に起こる胎児の先天性異常である「神経管閉鎖障害」の発症リスクを軽減してくれる効果があると報告されています。妊娠初期には、脳や脊髄の元となる神経管というものが作られるのですが、その一部がうまく閉じないことがあると神経管閉鎖障害が起こってしまうのです。閉じない位置が上の方だと無脳症、下の方だと二分脊椎という病気になってしまいます。神経管閉鎖障害の予防のために葉酸の摂取が特に必要なのは妊娠4~12週の間ですが、できれば妊娠1ヶ月前から葉酸を摂取しているのが望ましいと言われています。

必要な摂取量

神経管閉鎖障害の発症リスク軽減のためには、1日400マイクログラムの葉酸を摂取し続けることが大切だとされています。葉酸が豊富に含まれる食材にはレバーやえだまめ、たたみいわいなど様々にありますが、それでも毎日400マイクログラムの葉酸を食事だけで取り続けるのは大変なことだと思われます。ですから、葉酸はサプリメントで摂取することが推奨されているのです。

妊娠中期以降も葉酸摂取するのがオススメ

神経管閉鎖障害の発症リスクを軽減するといった意味では、妊娠中期以降は葉酸の摂取は必要がないといえますが、葉酸には流産や早産を予防したり、母体の貧血を予防したりといった効果もあると報告されています。また、産後の授乳期においても子宮の回復や母乳の質を良くするのに効果があると言われているので、葉酸のサプリメントは妊娠前~授乳期まで長く飲み続けることが望ましいと言えるでしょう。

参考

葉酸サプリメントは神経管閉鎖障害の発生リスクを低くする 順天堂大学大学院

葉酸の多い食品と、食品の葉酸の含有量一覧表 簡単!栄養andカロリー計算

葉酸サプリ110番

2016/12/02 更新

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